ちょっと前に生まれたと思っていたら、気がつけば小学生。
子どもたちの成長や誕生日で時間の経つスピードに気づかされます。
小学校に行き始めて、出てきたのが「毎日の宿題問題」。
正直、自分の宿題の記憶は夏休みのものくらいだったので、毎日の宿題は「たぶんやってたんだろう」って思っていたので、「きっと娘も勝手にやるだろう」と甘い考えをしていたのです。
がフタを開けると、やらない、溜まる。休日に一気にやろうとするけど、終わらせられない。
さすがにこれはマズイ…と思い、「宿題したの!?」と言ってしまうようになってしまいました。
「やれ!」と言われてもやらないのが人間。
脳の仕組みのひとつとして、他人に強制されたことには反抗するというものがあります。
これを「心理的リアクタンス」といい、「ダメと言われると逆にやりたくなる」と同じです。
(リアクタンス=抵抗)
しっかり娘もリアクタンスしていました。
目次
やりたくないものをやるには?
「宿題しろ!」と言っても、子どももすぐにはやらないし、それで自分もイライラしてしまう。
まったくといって、いいことがありません。
もし宿題が楽しいものだったら、当然ですが、自発的にやっていたでしょう。
大人だってやりたくないことはやりたくないです。
しかも、やらなかったからって、それほど怒られたりもしない。学びが身につかなくても、後悔するのは未来の自分。そんなことを小学校に入ったばかりの子で考えられているのはそれほど多くないはず。
だから、まずはどうやったら楽しんでくるか、色々試してみました。
その結局、落ち着いたのは、「一緒にやる」ということでした。
宿題も一緒にやるだけで楽しんでくれる
お手伝いを自分からしてくれたり、親になついてくれているからか、「一緒に何かをする」ってことがどうもうれしいようで、宿題も「一緒にやる」ことで少しは楽しく取り組んでくれることがわかりました。
だからといって、こっちがイヤイヤしているとむこうも不機嫌になってしまいます。
そりゃー、やる気ねーやつといても楽しめるわけないですよね。
だから、僕も自分からどうしたら楽しいかと考えるようになりました。
たとえ話を考えたり、おもちゃをつかってみたり。
そうすると、宿題というより、遊びのひとつみたいな感覚になってくれているように感じます。
自分が楽しめばむこうも楽しくなる。
感情は伝播するものですからね。
かといって、ほかにもやらなくていけないこともあるし、兄弟姉妹もいるので、なんでも全部を「一緒に」しなくてもいいんです。
とりかかりを一緒にしてしまえば、その後は自分だけでもやってくれます。
最初の5分だけでもいいです。
その5分だけ全力で楽しみに行くスタンスが今のところ、ベストなアンサーになっています。
こっちが忙しかったり、やらなきゃいけないことがあったりすることを娘も理解してくれていることがわかったことも嬉しかったです。
効果を上げるポイント
子どもと「一緒に」宿題や家庭学習をしていく上で、スムーズに実行するしていくために、さらに取り組みやすくなったポイントを2つ押さえておきます。
1.邪魔が入らない環境を用意する
どれだけ宿題を楽しませようと思っても、日常にはそれより面白いモノがあふれています。
だから、宿題をするときには、邪魔が入らない環境を用意することが大切です。
・テレビは消しておく
・スマホやタブレットを近くに置かない
・近くのおもちゃや遊ぶものを片付けておく
2.兄弟がいれば、巻き込む
そばで遊んでいる子がいるとそっちに引っ張られてしまいます。
対策として、逆にこっちへ巻き込むようにしています。
前もって、プリンセスやポケモンなどのキャラクターの幼児用のドリルを買っておくと、下の子たちも「一緒にやるー!」と自分から持ってきてくれることもありました。
コピー用紙だけでも、絵を描いたり、字を見よう見まねで書いたり。
兄弟で一緒にやっている姿を見るととてもほっこりした気持ちにさせてくれます。
同じ空間にいるだけでもいい
勉強部屋を用意してもいいかもしれませんが、小さなころは同じ空間でやる方が一体感もあり、「しばらくはこのままがいいなぁ」と感じています。
東大生の83%がリビングで勉強していたって話もありますからね。
旅行に行ったり、遊びに行ったり、非日常的なこともいいですが、日常でもしっかりと子どもたちと向き合う時間を作ることが、お互いの未来にもいい影響があると、僕は信じています。
子どもって、大きくなるのがホントに早いですね!!